lesson? practice? training?
lesson、practice、training、いずれも日本語では「練習」という意味で覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、それぞれの違いは一体なんなのでしょうか。
Longman英英辞書での説明をもとに違いを見ていってみましょう。
lesson の定義
lesson
LEARNING A SKILL a period of time in which someone is taught a particular skill, for example how to play a musical instrument or drive a car
この説明を見ると、「lesson」は誰かに教えてもらいながらの「練習」というのがポイントのようです。
つまり、日本語だとピアノの練習というと一人でピアノに向かっている姿を想像しますが、ピアノのlessonは隣にピアノの先生がいて教えてもらいながら練習をしているということになりますね。
例文
I take a piano lesson.
ピアノのレッスンを受けています。
I have a piano lesson.
ピアノのレッスンがあります。
lessonは稽古や指導のある練習なので、このようにhaveやtakeなどを使ってlessonを受け取るような表現になります。
practice の定義
practice
A SKILL when you do a particular thing, often regularly, in order to improve your skill at it
一方、practiceはすでにかじっている技術の改善という意味での「練習」のようです。
先ほどのピアノの例でいくと、ピアノのレッスンをピアノ教室で受けてきて、習ってきたこと(技術)を家で練習(practice)するということになります。
まさに私達が「ピアノの練習をする」というフレーズで思い浮かべる絵にぴったりですね。
つまり、順番としては本や講師からのlessonを受けてからのpracticeということになります。
例文
I do my piano practice.
ピアノの練習をします。
I practice the piano.
ピアノの練習をします。
lessonと違い受け取っている感じではなく自ら一人で行っている感じが出ていると思います。
training の定義
training
1. the process of teaching or being taught the skills for a particular job or activity 2. physical exercises that you do to stay healthy or prepare for a competition
trainingは主に職業訓練という意味合いでの「練習」です。
また、運動に関してはスポーツにおける技術的トレーニングや筋トレなどの鍛錬という意味合いが強いようです。
これまでのピアノの例でいくと、適切な例文は見つかりませんでしたが、piano trainingとなると職場でピアノが必要で訓練を受けたり、プロを前提に英才教育などでガッツリ鍛錬しているといった意味合いになるのかもしれません。
ちなみにexerciseも「練習」と訳されることがありますが、exerciseは主に「運動」における練習で、trainingのように本格的な鍛錬ではなく、心身を健康面で向上させるようなエアロビやヨガなど軽めの運動に用いられるようです。
以上、lesson practice training の使い方の違いについてでした。。