疑心暗鬼を英語で言ってみよう!
日本語の意味の確認
疑心暗鬼【ぎしんあんき】疑う心が強くなると、なんでもないことが恐ろしく感じられたり、うたがわしく思えたりするということ。
「疑心暗鬼」の英訳
jumping at shadows
例文
After watching the horror movie, we were all jumping at shadows. そのホラー映画を見た後、私達はみな疑心暗鬼になった。
jumping at shadows は、過度に恐怖や、疑い、不安を持つ様を表します。
日本語の「疑心暗鬼」と違うのは、「疑心暗鬼」が疑いの心がメインなのに対して、jumping at shadows は恐怖の心がメインの意味であるというところです。
しかし、「疑心暗鬼」に一番近い英訳となると、この jumping at shadows となると思います。
似た表現として、jumping at one's own shadow というものがあります。
jumping at one's own shadow に関する例文
Last night I thought my cat was an intruder; I guess I was jumping at my own shadow.
昨夜私は、愛猫を侵入者だと思った。私はきっと疑心暗鬼にとらわれていたんだと思う。
こちらは、jumping at shadows と意味はほぼ同じですが、one's own shadow という、自分の影にすら驚いて飛び上がるということからも分かるかもしれませんが、jumping at shadows よりも少しだけ恐怖の度合いが強い表現です。
また、gnaw away という表現にも注目したいと思います。
gnaw away に関する例文①
A doubt gnaws away at you. 疑いがあなたをむしばむ。
gnaw は「むしばむ」という意味の英単語です。
「疑いがあなたをむしばむ」という訳だけを見れば、これこそ「疑心暗鬼だ!」と思われるかもしれませんが、この場合たまたま主語を a doubt にしたのでそう見えるだけで、gnaw away という表現には「疑い」の心が含まれません。
不安や恐怖に悩まされるというだけの表現です。
gnaw away に関する例文②
Her guilt gnaws away her day and night.彼女の罪が彼女を絶えず苦しめている。
このように、あくまで苦しむことがメインであり、「疑い」の要素が入っていないため、「疑心暗鬼」とは意味合いが異なります。
以上、「疑心暗鬼」を英語で言うと?でした。
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