finally? at last? after all? in the end?
finally、at last、after all、in the end、いずれも「ついに」「結局」など、「結果」を表すフレーズですが、それぞれの違いは一体なんなのでしょうか。
finally と at last
ネイティブの方に聞いてみたところこの二つはほぼ同義なのだそうです。
ただし、finally が、文頭、文末、動詞の前に置けるのに対して、at last は文頭と文末にしか置けません。
どちらも、待ち望まれた「ついに」「結局」という意味になります。
何かを待ち続けて、もしくは何か努力をしつづけてようやく、という意味での結果を表すフレーズです。
例文
I finally have finished my homework.
ようやく宿題が終わりました。
Here we are at last!
やっと着いた!
ダメな例
I finally fell off my bicycle that I had bought yesterday.
昨日、自転車を買って以来ついにこけちゃったよ。
この「ついに」は日本語的には違和感のない「ついに」ですが、ネイティブの方には転ぶことを待ち望んでいたように映るのでかなり違和感のある表現になるのだそうです。
after all
finally と at last が単体の文章で使えたのに対して、after all は「~した結果、結局」と前の文章や、話を受けての原因や理由を表すフレーズとなります。
単体の文章で使えないわけではないですが、普通いきなり理由から言われてもちんぷんかんぷんなのであまり使われないことは容易に想像できるのではないでしょうか。
例文
(ある男女が喧嘩したり仲直りをしたりを繰り返しているという話を受けて)
After all they got married.
結局彼らは結婚しました。
(色々な曲の好みの話を受けて)
I like that song after all.
結局私はその歌が好きです。
このように after all の「結局」は「経緯」が必要(もしくは想像させられる)な「結局」なのです。
in the end
in the end は finally や at last のようにポジティブなことに対しての「結局」ではなく、もっとニュートラルに客観的な事実としての「結局」を表すフレーズです。
なので、現在起きている時に使うというよりは、ある程度時間が経過し、すでに起きたことに対して使うことが多くなります。
例文
(その場で)
You have finally won!
ついに勝ったね!
(その日は会わず次の日改めて)
In the end you were the winner.
結局君の勝ちだったね。
どのフレーズも「結局」でまとめて覚えていらした方も多いと思いますが、上記のようにそれぞれ意味が違うので混同しないように注意しましょう。
以上、finally、at last、after all、in the end の違いについてでした。