分かりました を英語で言ってみよう!
今回とりあげる「分かりました」は、質問をして何かを教わった時などに使える理解を示すための「分かりました」です。
バリエーションがあるので順を追ってみていきましょう。
「分かりました」の表現
I understand.
I see.
I get it.
主に、この3つが「分かりました」を表す表現になります。
「I understand.」は少し堅い表現で、「I see.」はカジュアルな表現です。
場に応じて使い分けましょう。
Now をつける
Now I understand.
Now I see.
Now I get it.
now をつけることで、「今まで分からなかったことが、あなたの説明のおかげで今分かりました」、と会話に臨場感がでます。
特に、そこまで親しくない相手に対しては、「now」 をつけない表現では少しぶっきらぼうな印象を与えてしまうかもしれませんのでご注意下さい。
せっかく教えてもらったのに、相手に不快な思いをさせてしまってはお互い嫌ですもんね。
ちなみに「now」の位置は最後尾でも構いません。
ただし、少しニュアンスが変わります。
例えば聞きたいことの答えが説明の前半に出てきて、後半は少し脱線したりした場合などには、後ろに now をつけるのが自然です。
逆にこの場合に、前に now をつけてしまうと、話が脱線した部分に対して「今分かりました!」となって会話的に少し変になってしまいます。
少し分かりにくいかもしれませんが、now の位置が、聞きたかったこととの距離感を表しているイメージです。
聞きたいことが直前にあった場合
Now I understand.
Now I see. Now I get it.
聞きたいことが直前ではないところにあった場合
I understand now. I see now.
I get it now.
I think をつけてみる
Now I think I understand.
Now I think I see.
Now I think I get it.
「I think」をつけることで、完璧に分かったわけではないということを表すことができます。
バッチリ!という時以外は「I think」をつけることで少しお茶を濁しておきましょう。
I got it. には注意
I get it. と似た表現で I got it. という表現があります。
確かにこちらも「分かりました」という意味ではあるのですが、使用の際は気をつけて頂かなければならないことがあります。
それは、「分かりました」という理解の意味で使われる時の I got it は「それはもう分かっている」というニュアンスのある表現になるということです。
例文
You got it?
分かった?
I got it.
うん、もう分かってるよ。
本当に「もう分かっている」と言いたい場合は別として、質問しておきながら「もう分かっている」というのは失礼きわまりない表現になってしまいますよね。
理解を示す意味で I got it. を使いたい場合は I've got it. を使いましょう。
こちらだと、「もう分かっている」という意味合いはなく、普通に「分かりました」の意味になります。
あとはこれまで見てきた3つの表現と同じように、now や I think をつけるなど表現の幅を広げましょう。
おまけ: お礼
Thank you for ~
「分かりました」と言った後にはお礼がつきもの。
お礼を言うときには、Thanks. や Thank you. ではなく Thank you for ~ と、何に対して感謝しているのかをはっきりと伝えましょう。
例文
Thank you for your answer.
または
Thank you for the answer. 答えてくれてありがとう。
Thank you so much for answering my question.
質問に答えてくれて本当にありがとう。
Thank you for your (または the) + 名詞
Thank you for + 動名詞
「~してくれてありがとう」という意味を持つこの2つの形はよく使われますのでぜひ覚えておいてみてください。
また、Thank you for 以外にも「I appreciate you + 動名詞」もよく使われる表現です。
例文
I appreciate you explaining. 説明してくださって感謝します。
I really appreciate you taking the time to answer my question.
私の質問に答える時間をとって下さって本当に感謝しています。
さらに、It's very helpful for me.(大変役に立ちます) などを加えてみてもいいかもしれません。
Sorry についても同じですが、英語では、何に対して感謝しているのか、何に対して申し訳なく思っているのか、と具体的に言うことが大切です。
これはぜひ覚えておいて下さい。
海外の方と触れ合うとき、お互い違う言語、違う文化なので分からないことがたくさんあるのは当然のことです。
怖がったり、恥ずかしがったりせずに、疑問に思ったことはどんどん質問してお互いの距離を縮めていきましょう!
以上、「分かりました」を英語で言うと?でした。